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クラミジア治療薬のジスロマックで細菌の増殖を抑える!

2019年10月25日
薬を飲んでいる男性

性器クラミジアに感染した場合、症状が進行していなければ治療薬を服用するだけで簡単に完治させることができます。性器クラミジアの治療方法は、細菌の増殖を抑制するための抗菌薬を服用することです。ジスロマックはクラミジアの治療に高い効果を持つ治療薬のひとつで、初期症状の段階で服用すれば1~2週間で完治させることができます。

ジスロマックの有効成分はアジスロマイシンで、これはマクロライド系抗生物質のひとつです。アジスロマイシンは、細菌の細胞内にあるリボソームの働きを抑制する働きがあります。リボソームは細菌が自身の体を作ったり増殖をするために必要な蛋白質を合成する器官で、この部分の働きが抑制されると細菌は細胞分裂をすることができなくなります。アジスロマイシンを服用すると、細菌のリボソームを構成する2種類のタンパク質のひとつである50Sサブユニットと結合して増殖を阻止します。人間の細胞にもリボソームがありますが、50Sサブユニットが存在しないので人体には影響がありません。

ジスロマックの服用方法ですが、クラミジアの治療であれば有効成分1,000mg分を1回に飲みます。薬を飲む量ですが、500mg錠であれば2個で250mg錠であれば4個となります。いずれも1回飲むだけで有効成分の血中濃度の高い状態が1週間以上継続し、その間に病原体の増殖を抑制することで病気が完治します。ジスロマックは最初に1回飲むだけで済むので、治療期間中に薬を飲み忘れる心配がありません。

アジスロマイシンはクラミジアの病原菌に対して非常に高い抗菌効果を発揮しますが、腸内細菌に対する影響が少ないので他の抗生物質と比べると吐き気などの副作用が出にくいというメリットがあります。妊娠中の女性も服用することができるほどで、安全性が高いという特徴を持ちます。ただし体質によっては副作用が出る場合があるので、服用する際は注意が必要です。

ジスロマックの主な副作用は、下痢や吐き気などの消化器系の症状です。アジスロマイシンは腸内細菌の殺傷力は低いのですが、腸の活動を活発にさせるモチリンと呼ばれるホルモンと分子構造がよく似ているという特徴があります。体質によってはアジスロマイシンの成分をモチリンと混同して腸の活動が活発になり(モチリン様作用)、一過性の下痢が起こる場合があります。モチリン様作用によって起こる下痢の症状は一時的で、血中濃度のピークを過ぎれば改善されます。