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クラミジアにも合併症がある!様々な感染症を知っておこう

2020年01月28日

クラミジアは尿道炎(男性)や膣炎(女性)を起こす病気と認識している人が多いですが、病気が進行すると多くの合併症を起こす危険性があります。尿道炎や膣炎は初期症状に過ぎず、放置すると病原菌が生殖器官の奥の方に移動して多くの合併症を発症します。男女ともに一番恐ろしい合併症は不妊症で、妊婦であれば流産の危険もあります。

男性が性器クラミジアに罹ると、最初は尿道炎を発症して排尿痛や排尿時の違和感を感じます。病気が進行すると病原菌が生殖器に移動し、精巣の入口部分にある精巣上体で炎症を発症(精巣上体炎)します。精巣上体炎を発症しても左右どちらか片方であれば生殖能力が保たれますが、両方で炎症が起こると男性不妊になってしまいます。

女性の場合は最初に膣炎を発症しますが、治療せずに放置すると病原菌が膣の奥の方にある子宮口に移動して子宮頸管炎や子宮内膜炎を起こします。子宮頸管炎を発症すると、おりものが増えたり不正出血などの症状が出ます。妊娠している女性が子宮内膜炎になると、流産や早産の危険があります。

病原菌は子宮から卵管を通って卵巣に向かいますが、この時に卵管炎や子宮付属器炎が起こります。子宮付属器炎になると下腹部に軽い痛みを感じる場合がありますが、生理痛と間違われるケースが多いです。卵管炎になると卵管が癒着して塞がってしまい、卵子が通過することができなくなって完治後に不妊症になってしまいます。狭くなった卵管は元に戻らないので、一生子供ができなくなってしまう恐れがあります。女性が性器クラミジアを発症すると初期の段階で下腹部に軽い痛みなどの自覚症状が出る場合がありますが、生理痛と判断して病気に気づかない人が多いです。

男性がクラミジアを発症して放置すると精巣上体炎を発症して強い痛みを感じるので、この時点までに治療を受ける人がほとんどです。女性の場合は生殖器の奥の方まで病原菌が進んでも症状に気づかずに、重症化する恐れがあります。女性が病気に気づかずに放置し続けると、骨盤腹膜炎や肝周囲炎などの合併症を起こします。骨盤腹膜炎になると下腹部の痛みや、性交痛を感じます。肝周囲炎を発症すると上腹部に激しい痛みを感じ、命の危険があります。

淋病もクラミジアと感染経路や症状が似ていて、泌尿器や生殖器で炎症が起こります。女性がクラミジアに感染すると他の性病に感染しやすくなり、淋病と併発するケースも珍しくありません。クラミジアの合併症として淋病を併発した場合には、それぞれの病原菌によって泌尿器や生殖器で炎症が起こります。淋病とクラミジアは治療薬の種類や治療方法が違うので、重複感染を起こすと完治までに長い期間を必要とします。それぞれの合併症により、完治後に不妊症になるリスクが高くなってしまいます。